運転免許の取り方とその仕組み

運転免許の種類

 最も多くの人が持っている運転免許が、普通自動車免許と呼ばれるもので、マニュアル車が運転できる限定なしの免許と、オートマ車のみ有効なオートマチックトランスミッション限定免許、通称オートマ免許があります。これは皆さんご存知ですよね。ですがもちろん、免許の種類は普通免許だけではありません。これから運転免許の種類をちょっと紹介して行きます。
 一般的に運転免許と呼ばれるのは、第一種免許と呼ばれるものです。その種類は次のようなものがあります。
●大型自動車免許
●中型自動車免許
●普通自動車免許
●大型特殊自動車免許
●大型自動二輪車免許
●普通自動二輪車免許
●小型特殊自動車免許
●原動機付自転車免許
●牽引免許
 大型・中型、普通自動車免許は、限定なしとオートマ限定免許があり、また中型自動車免許は8トン未満限定があります。平成19年以前に普通免許を取った人は、この8トン未満限定の中型免許になっています。普通自動二輪は小型限定、大型特殊はカタピラ限定、農耕車限定があり、牽引免許は小型牽引限定・農耕車限定があります。

 そして、タクシー運転手やバスの運転手、運転代行業の人などは、第二種免許が必要です。第二種免許の種類は以下の通りです。
●大型自動車第二種免許
●中型自動車第二種免許
●普通自動車第二種免許
●大型特殊自動車第二種免許
●牽引第二種免許仮運転免許
 そして、その他の免許として、仮免許も運転免許の一種です。また、厳密には免許ではないのですが、ゼロ免許証と呼ばれる、運転経歴証明書があります。これは、以前運転免許を持っていた人が自主返納制度で免許を返納した場合、希望者に発行されるものです。ゼロ免許証はもちろん運転はできず、身分証明書として使われます。