なぜ運転免許は必要なのか

　運転免許とは、道路で車（自動車やバイク）の運転を許可する、許可証です。そして運転免許の根拠法律となっているのが、道路交通法です。道交法と呼ばれています。それではなぜ、運転免許を持たない人が運転することが禁じられているのでしょうか。
　運転免許は、車を安全に運転する技術、そして知識を持つと認められる人が取得できるものです。そしてその適正を確認するために、試験が行われるのです。もちろん運転技術は経験によって上達していくものですが、最低限のレベルというものがあります。また知識についても、交差点での右左折の方法も知らない人が運転しているとは思ってはいません。周囲の人は、自分の前後左右を運転している車が安全に運転するための、最低限の技術と知識を持っていると信じて運転しています。自分だけではなく、周囲の人達も、交通ルールを守るという前提があってこそ、ルールは成り立つのです。もちろん運転免許を持っていても、危険な運転を行い、ルールを守らない人というのは存在しますが、ほとんどの人はきちんとルールを守って運転しています。ルールを守らない人が多ければ多いほど、路上では危険です。そしてもちろん、みんなが交通ルールを守れば、より安全に路上で運転できることになるのです。運転免許は、自分自身の身を守るため、そして人の身を危険に晒さないために必要なものなのです。