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労働安全・労働衛生コンサルタントと技術士資格について [AD]

 技術士の国家資格というのがあり、それを取得するための資格試験が行われています。 技術士の資格にはかなりの種類があります。 機械やIT関連であったり、農業や水産関係のものもあります。 最近では、労働安全・労働衛生コンサルタントが注目を集めています。 なぜならば、ブラック企業と言われる会社を安全になるように指導するのが、この資格を取得している技術士だからです。
 特に今は、法律で決められた労働時間をはるかに超えて働くことが、社会問題になっています。 労働のしすぎによって、過労で体調を悪くする人が多くいます。 労働安全コンサルタントと、労働衛生コンサルタントに分かれているのですが、どちらも労働環境を改善する技術士となっています。 外部からのコンサルタントとして、これらの技術士が企業を調査したりします。 調査をして、その企業がもしブラックな労働内容であり、安全と衛生面に問題があれば、技術士は問題点を指摘することができます。
 ブラック企業へは、労働基準監督署が注意や指導を行なったりしますが、その前に企業の状況を調べるのが、労働安全・労働衛生コンサルタントという技術士となります。 ブラック企業の存在は大きな社会問題になっていますから、今後もこの技術士が果たす役割は大きいですし、期待もされています。 ブラック企業での労働が原因で、うつ病などの精神面の病気になる人が多いとされていますが、これについて調査と指導をするのが、労働衛生コンサルタントになります。 しかし、労働衛生コンサルタントは人手不足と言われています。 労働者の精神衛生面へのサポートに関しては、日本では遅れているのかもしれません。
 多すぎる労働時間を減らして、効率を上げることは、日本人はやりやすいのかもしれませんが、精神衛生面の改善はまだまだ足りていないようです。 また、労働時間が適正でも、上司のパワハラなどが原因で、精神衛生面に問題を抱えている労働者は少なくないでしょう。 労働安全も大事ですが、労働衛生の問題改善も重要なことです。

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