運転免許の取り方とその仕組み

運転免許試験

 運転免許試験場、免許センターなどと呼ばれていますが、ここで行われる運転免許試験は大きく分けて3つあります。適性試験、学科試験、技能試験です。適正試験は、まずそもそも運転できる身体なのかどうかということを見る試験です。
 そして問題がなければ、技能試験、学科試験を受験することができます。まずは学科試験から見ていきましょう。運転免許の学科試験は、各都道府県の公安委員会が実施するもので、交通ルールや運転知識についての問題を、選択式で回答するというものです。合格ラインは90点で、問題そのものはそれほど難しいものではありません。ただ、引っ掛け問題や、教習所などで重点的に学んだところとは異なる、盲点問題が出されると、1問2問の差で落ちてしまうということは充分にありえます。今の合格率は、7割程度で、昔はもっと高かったと言われています。昔に比べて学科試験が難しくなっているのだとしたら、これから学科試験を受ける人はちょっと損かもしれませんね。
 技能試験については、学科試験に比べて、かなり難しいといわれています。通常、普通免許技能試験の合格率は、4割以下と言われています。もちろん合格した人の中には、何度も技能試験を受けた人が混じっているわけですから、いかに難易度が高いのかが分かります。また技能試験は、指定自動車教習所を卒業した人は免除されますが、指定自動車教習所の卒業試験よりも難しいそうです。指定自動車教習所は、時間とお金はかかるものの、いつかはほとんどの人が卒業できますから、当然と言えば当然でもありますね。